車の所有者のみ廃車にすることができる

一般的に考えると、ローンが残っている車を廃車にするということはほとんどないと考えてよいでしょう。しかし、事故や自然災害などで車が走行不可能になったなどの場合にローンが残っている車を廃車にする必要が出てくることがあります。このような場合に車を廃車にできるかどうかは、車の所有者が誰になっているかということで手続きの方法が異なってきます。

車の所有者が自分であれば、車を廃車にすることに何の問題もありません。車は自分の所有物であるため、売却しようが廃車に使用が所有者の自由となります。

ローンを組んでいる場合には、車の使用者は自分であっても所有者はローン会社やディーラーになっているケースもあります。このような場合には、ローンの一括返済を行い、所有者を自分の名前にして廃車にする必要があります。しかし一括返済ができない場合には所有者と話し合いを行い、車が廃車にする以外方法がない状態であれば、名義変更に応じてくれる可能性があります。所有者が名義変更に応じてくれない場合にはローンを支払いながら完済の日を待ち廃車にする以外にないのですが、この間に車の解体を行い解体証明書を入手することで、自動車税を免除してもらうことができるケースがあります。