基本的には名義変更が必要

さまざまな理由で、他人名義の車を廃車にする必要が出てくることもあるでしょう。ここでは、他人名義の車を廃車にする際の手続きの方法について解説していきます。

他人から譲ってもらった車を名義変更せずに使用していた場合、その使用期間がどれだけ長くても廃車にする場合にはその前に名義変更を行ってから抹消登録をする必要があります。通常は車検が切れている状態では名義変更はできませんが、廃車を前提としていれば可能です。

車の所有者が認知症などになってしまい物事の判断が付かなくなってしまった場合には、契約に関する責任能力がないとみなされるため、車を処分する際に成年後見人を付ける必要があります。成年後見人を立てるためには、家庭裁判所で申し立てを行う必要があります。

故人の車を廃車にする場合には、軽自動車の場合には名義変更が、普通自動車の場合には相続手続きが必要になります。普通自動車を廃車にすることを前提に相続する場合には、相続人のうちどなたか一人だけが相続することで、スムーズに廃車手続きを行うことができます。